■透明なポリ袋
 
LD(エル・ディー)と呼びます
 
 正式名称は高圧法低密度ポリエチレン
 英語の頭文字を並べて
LDPE

 
一般的にポリとかPEというと、このタイプのことです。
引っ張っても簡単には破れない
LL(リニア)というタイプもあります。
 
 

■半透明のポリ袋
 
HD(エッチ・ディー)と呼びます
 
 正式名称は中低圧法高密度ポリエチレン
 英語の頭文字を並べて
HDPE

 
ショーレックス(昭和電工の商品名)と呼ばれていた中低圧ポリエチレンの強化タイプ。
強化ポリとか、ただ強化とも呼ばれます。
 
 

 

・説明書や部品を入れる袋は中が良く見えるLD

・箱を開けたときに商品が見栄えするのは LD

・厚い袋で緩衝や荷擦れ防止をしたい時は LD

  ・汚れや埃を防ぐだけで良ければHD

・硬くて腰のある袋が良い時は HD

・サラサラしてベタつかないのはHD


・商品価値を高めイメージアップを計るならLD
 
  LDの半分の厚みでも強度が得られるのがHD
(コストダウンならこちらです)

 
 
 
 
 
LD

・汚れや埃の防止 0.02mm〜0.03mm

・説明書や部品袋 0.04mm〜0.06mm

・緩衝や荷擦防止 0.07mm〜0.1mm

・粉や水を入れる 0.08mm〜0.12mm

市販されている規格袋の薄口は0.02mm、厚口は0.03mmです

パソコンなど電気製品の梱包などに使われます

角がある商品、尖った部品などの梱包に使われます

お米や肥料の袋などに使われます


HD

・汚れや埃の防止 0.01mm〜0.15mm

・軽い商品の保護 0.15mm〜0.02mm

・重い商品の保護 0.025mm〜0.35mm

・手提用の型抜袋 0.04mm〜0.07mm

スーパーのサッカー台にあるロール巻きの袋は0.01mmです

段ボールケースの内袋などに使われます

商品をそっくり包み込む場合などに使われます

小売店や展示会などで使われます

 
ポリ袋の寸法表記について
ポリ袋の寸法は全てmm(ミリ)表示が原則で、厚み・巾・長さの順に表記します。[例]0.03×300×450
厚み0.03mmを「30ミクロン」と呼んだり、巾と長さを「30センチの40センチ」などと言ったりしますが、
見積や注文の際には 
厚み・巾・長さの順にmm(ミリ)単位で表記します。
 
 
 
 
 
 
これまでの説明を参考にして、あるいはアドバイスを受けて頂いて、取りあえず寸法を決めてから「見積依頼」をして下さい。
「とりあえず寸法を決めて取った見積」が実際との誤差の少ないおおまかな価格です。見積は無料です。お気軽にどうぞ。

例として、巾20cm、奥行き30cm、高さ10cmの商品 を入れるポリ袋について考えてみます。
 

この商品を このように入れる場合の袋の巾は、
商品の巾200mm+商品の高さ100mm=300mmに余裕として20〜50mmを加えた数字、
つまり
320mm巾から350mmの巾 が必用です。
(フラットな商品なら320mm巾、凸凹した商品なら350mm巾ということです)
 

袋の長さは、商品の奥行き300mm+商品の高さ100mm+口元の折り返しとして

50〜100mm= 450mm巾から500mmの長さ が必用です。



同じ商品を
このように入れる場合には、また違う計算をしなければなりません。


また、 このように入れる場合もあると思います。


そして、さらに厚みの要素が加わります。用途によって厚みは変わります。節約も考慮しなければなりません。

0.05mmの厚みを0.04mmに落とせば、材料代で20%のコストダウンになります。

結論として、価格は袋の材質とサイズと厚みを決定してから見積依頼を頂かないと計算することができないのです。